NTTデータ経営研究所(佐々木 崇社長)とNTTデータ(山下 徹社長)は、全国の消費者(6,250人)を対象に、金融商品ごとの購買行動、金融商品の取引状況と今後の見通し、金融機関の乗り換え経験を把握するため、「金融機関のご利用についてのアンケート調査」を実施した。
“金融リテラシー”に基づき、回答者を4つのリテラシーレベル(「金融リテラシーが最も高い」「金融リテラシーが高い」「金融リテラシーが中程度」「金融リテラシーが低い」)に分類。レベルごとの差異や傾向、特徴を分析している。
まず「金融リテラシーレベル」。分布状況は、「リテラシーが最も高い」と見られる利用者の割合が全体の8.8%、次いで、「高い」が18.0%、「中程度」が40.8%、「低い」が23.6%という結果になった。近年、金融商品・サービスの多様化が進み、利用者個々人によるリスク認識の向上、自己責任に基づいた意思決定が求められているが、調査結果を見る限り、現時点では、まだ“金融”に対する利用者の興味や知識レベルは充分な水準にあるとは言い難い。
金融リテラシーが最も高い(自分に最も適した金融商品を熟知している)回答者は、金融商品選択に際し、「自分ひとりで分析する」と回答した割合が高く(46.6%)、「信頼できる人に相談する」と回答した割合(13.7%)を大幅に上回った。一方、金融リテラシーが低いと考えられる回答者は、「自分ひとりで分析する」割合が19.3%、「信頼できる人に相談する」割合が19.8%という結果になった。
「購入決定」段階になると、投資系金融商品については、金融リテラシーが最も高い利用者の購入率が高く(82.6%)、リテラシーが低い利用者の購入率(52.4%)を大きく上回っている。金融リテラシーの高低による「情報収集」や「相談」の実施率・満足度の違いが実際の購入率にも差異をもたらしていると想定できる。
なお、金融リテラシーが「最も高い」および「高い」と考えられる利用者は、これまで50%以上がメインバンクを乗り換えた経験があり、金融リテラシーが「中程度」および「低い」利用者の経験率(42.9%、31.1%)を上回っていた。
乗り換え理由としては、「以前の金融機関の商品に対する不満」や「現在の金融機関の金利や手数料に対する評価」といった理由を選択する割合が高い一方、金融リテラシーが「中程度」および「低い」利用者の乗り換え理由は、「給与振込などの引落しのため」や「就職や転退職のため」など、自らのライフイベントを理由に挙げる比率が高くなっている。
NTTデータ経営研究所=http://www.keieiken.co.jp/
NTTデータ=http://www.nttdata.co.jp/
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