矢野経済研究所では、2006年流行語大賞トップテンに選出されるなど、国民の健康意識を飛躍的に増大させた「メタボリックシンドローム」に関連する市場について、身体的効果を及ぼす視点から市場を絞り込み、市場セグメント、参入製品・サービスを抽出、総合的に整理し、市場の現状分析および展望などをまとめた。
調査対象はメタボリックシンドロームに関連し、身体的効果を及ぼす製品・サービスに参入している企業。調査期間:2007年1月~2007年3月で、面接取材、文献調査、各種情報整理を行った。「2007年版メタボリックシンドローム関連市場の実態と展望」として発売する。価格は11万250円。
調査結果では、メタボリックシンドローム関連市場を『予防』『診断』『改善・治療』の医療3分野と、『食品・栄養』『医療・診断』『運動』の対策3分野をクロスさせて市場セグメント化した。


メタボリックシンドローム関連市場規模は、予防、診断分野だけでも1兆円を超え、改善・治療分野を含めると7兆5000億円を超える。2004年のメタボリックシンドローム関連市場規模は、予防分野(食品・栄養、運動)で7,330億円、診断分野(健診、健康管理機器)で3,265億円。参考だが、改善・治療分野(糖尿病医療費、循環器系疾患医療費)だけで6兆4,771億円だった。
メタボリックシンドローム関連製品のトレンドは、特定保健用食品『中性脂肪対策訴求品』と漢方『防風通聖散』。2003年以降の急激な伸びを示している。製品・サービスでみると、花王「ヘルシア」(茶カテキン)、サントリー「黒烏龍茶」(ウーロン茶重合ポリフェノール)で代表される特定保健用食品の“中性脂肪対策訴求品”、皮下脂肪、便秘の改善に効果のある“漢方薬・防風通聖散”が、2003年以降に市場の急激な伸びを示した。

今後の展望としては、2008年の新健診・保健指導における新ビジネスや食生活、運動習慣においても『手軽さ』をキーワードにしたビジネスが着目される。メタボリックシンドロームに対するリスク予測や保健指導を中心としたプログラムやシステムが2008年からの新健診・保健指導における新ビジネスとして成長が期待できる。また、『手軽さ』を備えた食生活習慣に対する中性脂肪対策訴求製品や『振動トレーニングマシン』などの運動習慣改善を目的したフィットネス機器などの成長が著しい。
矢野経済研究所=http://www.yano.co.jp/
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