編集部の小泉です。
雑誌「インターネットでお店やろうよ! 大全~ネットショップの教科書~」が出たというので、紹介しておきます。タイトルの“ネットショップの教科書”の文字がとにかく大きい(笑)。
それと分厚いです。通常の2冊分の厚さで値段は1940円。表紙も微妙にラメがかかっていて、手にしたときのゴージャスな気分が味わえます。本格的なネットショップの定番本として重宝しそう。
内容は
ステップ1 準備編
ステップ2 サイト作成基本編
ステップ3 サイト作成上級編
ステップ4 ショップ運営基本編
ステップ5 運営ステップアップ編
に別れている。
すでにお店を運営している人も、これからお店を立ち上げるという人にも、
最新情報満載なので、今一度熟読してみるといいかなぁと思います。
アスキー (2007/05/28)
売り上げランキング: 1472
興味深かったのが、「運営基本編」の「アフィリエイト広告の実際」(P.194)。
アフィリエイター向けの情報は結構見かけることが多いのだけれど、店舗側・広告クライアント側からの視点でアフィリエイトを解説している記事をあまり見かけたことがない。その意味で貴重。
ここでは、費用面の比較的安い「電脳卸」と「A8.net」に絞っているが、その損益分岐点シュミレーションが面白かった。ちょっとケースを取り上げてみよう。
【前提】
アフィリエイトなしのショップ。月額300万の売り上げがある。現在の利益は196万円からでている。売り上げ拡大を模索している。この店がアフィリエイトを利用する場合、いくら以上の売り上げが必要となるか。
【パターン1:売り上げが同額の月300万円で、そのうち130万がアフィリエイト経由、成果報酬5%の場合】
(1)A8.netのケース
固定費-----------人件費・SEO対策、アフィリエイト固定費など
総額53万2000円
変動費-----------仕入れ代金、梱包費用、アフィリエイト手数用、成果報酬など
総額233万4500円
変動比率=(変動費)÷(売上高)×100%
=2,334,500÷3,000,000×100
=77.81%
損益分岐点=(固定費)÷(1ー変動比率)
=532,000÷(1ー77.81)
=2,397,400
【結論】A8.netは、売り上げ300万円、うち130万円がアフィリエイト経由、成果報酬5%の時、239万7,400円以上から利益が出ている!つまり、240万円以上の売り上げを予測できるなら、アフィリエイトを活用して今後の売り上げ拡大(利益増加)を図れる。アフィリエイトなしの場合と比べて、約43万円増。
(1)電脳卸のケース
固定費-----------人件費・SEO対策、アフィリエイト固定費など
総額52万9800円
変動費-----------仕入れ代金、梱包費用、アフィリエイト手数用、成果報酬など
総額235万4000円
変動比率=(変動費)÷(売上高)×100%
=2,354,000÷3,000,000×100
=78.46%
損益分岐点=(固定費)÷(1ー変動比率)
=529,800÷(1ー78.46)
=2,459,600
【結論】電脳卸は、売り上げ300万円、うち130万円がアフィリエイト経由、成果報酬5%の時、245万9,600円以上から利益が出ている! A8.netよりも6万円ほど負担が大きい。
というわけで、ここまでをみると、なーんだ。
アフィリエイトを利用するなら、
A8.netのほうがコスト的に安いんだ、と単純に考えられないのが難しいところ!
実は、成果報酬が「10%」以上や「15%」以上にした場合は、
A8.netよりも「電脳卸」のほうが損益分岐点が低くなるのです。
しかも、「電脳卸」はこのケースで使った「ゴールドプラン」とは別に、
月額固定費がもっと安いプランもあるわけで。
自社商材との相性や、囲い込んでいるアフィリエイターの特性も
検討材料となってくるでしょう。
この後のページでは、「アフィリエイターを集める」「アフィリエイターを育てる」という
雑誌ではちょっと珍しい企画。すでにアフィリエイトASPに参加しているというショップは参考になる。
アフィリエイトはまだかな? というショップは、P.168の「2万円から始めるネット広告」がいい。キーワード広告を出す際の「考え方」として、こちらも、
月商50万円のモデルケースを例に、利益からの逆算掲載式が載っています。
ガンバロウ!。
それから、これを紹介しておこうかな。
P176の「つまずき・トラブルの撃退法」。
成功を収めている「てるくにでんき」や「京都イージー」のオーナーがこれまでに
遭遇した失敗の経験と、その対処方法を教えてくれています。
「商品代金を頂いたのに、催促メールを送ってしまった」「違う商品を送ってしまった」など、ある程度のトラブル事例の想定は前もってして理解しておきたいもの。これが絶対の対処方法だと思わずに、自社独自の工夫を盛り込むことを忘れずに。
最後に、P247の「お店増強集中講座」。
こちらは、コンサルティングやシステム開発などを手がける有限会社アウィッシュの内山さんが繁盛していくお店の裏側や考え方を伝授。
個人的にはP266の「天国行きと地獄行き」の記事が面白かった。
一見すると、地獄行きも正しいことのように思えるのだけれど。
どうして地獄行きになってしまうかは、よ~く考えてみましょう。
【例】
メルマガのネタが尽きてきた。。。。
★天国いき
1年に1回ほどコンテンツ見直しを図り、読者にアンケートをとる。本文続く。
★地獄いき
お店の商品情報を増やし、イベントを中心としたメールマガジンの発行を行う。本文続く。
アスキー (2007/05/28)
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