通販旬報読者の皆様こんにちは、
WINE COMMUNITY店長、伊澤と申します。
年に数回、必ずと言っていいほど聞かれることがあります。
それは...
「ワインってなんであんなに高いんですか?」
という質問、ごもっともでございます。
一升瓶に入った日本酒が、下が1000円、上が1万円で大概おさまるところ、
ワインに関しては、下は500円、上は100万オ-バー、
しかも容量は一升瓶の半分以下の750ml。
不思議に思われるのも当然です。
なので、この機会に価格を決める要素をいくつかご紹介しましょう!
まず、一番最初に考えていただきたいのが原料、つまり「ブドウ」です。
ワインはブドウを発酵させて造るお酒で、
美味い、不味いは別として、簡単に造れるお酒です。
逆にいえば原料のブドウの良し悪しがワインに大きく影響します。
では、良いブドウを取るにはどうすればいいんでしょう?
実は「取り過ぎない」ことなんです!
要はブドウに任せて何十個も実をつけさせれば、
出来たブドウは甘くもなく、旨味の乏しい代物です。
こんなブドウでワインを造ると、スカスカの味わいのワインになってしまいます。
そこで、一本の木から取るブドウの量を減らすことによって、
旨味の詰まったブドウを収穫するのです。
要は一本の木から10個のブドウを取るより、
冬場に余計な枝を落として、春先に良い芽だけを残して、
5個だけブドウを成らしたほうが、単純に2倍濃厚なブドウになるわけです。
当然、その濃厚なブドウでワインを造れば、
見違えるような旨味をもった濃厚なワインとなるわけです!
唯一つ問題があります、それは原料のコスト!
畑から収穫するブドウの量を減らせば、
ワイン1本あたりのコストは倍々ゲームで上がっていくというわけです。
原料代以外でワインの価格を左右するのが「付加価値」です。
特別手間をかけて造った、長く熟成させた等々、造る側の事情だけでなく、
人気の造り手であるとか、生産量が少ないとか、
天候に恵まれた年のワインであるとか、
いわゆる「市場価値」によっても大きく変わってしまうのです。
特にWINE COMMUNITYが扱う高級ワインは、マーケットの影響を強く受けます。
人気の造り手の良い年のワインは、平年に比べ倍以上することもあります。
そう考えると、決してワインは高ければ高いほど美味しいというわけではないことが、
お分かりいただけると思います。
要は消費者が求める価値と、市場が作った価格との差が少ないときが、
そのワインが売れるときなんでしょうね?
ワインの価格は「原料代」と「付加価値」で決まりますが、
でも、そのワインの価値は「消費者」が判断して良いんです!
それをよく理解して、賢い買い物をしていただければと思います。
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